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2015年1月12日 (月)

「一夜草」

ゆったりとしたテンポで穏やかな語り口なため、感情の起伏を強くは感じさせない曲ですが、詩だけ読んでみると非常に刹那的で、穏やかとは到底いえなさそうな不安を歌っていると思います。

セレナーデは日本では小夜曲とも呼び、元々は恋人などのために、夕方しばしば屋外で演奏される音楽のこと、と先ほどネットで調べて知りましたが、この曲では「歌えてしまうよセレナーデ」、「罪つくりなセレナーデ」と、純粋に恋を謳歌するというより、ひと夜限りの恋を嘆いているような、いけないと思いつつ抱いてしまった慕情、未練、そういったものにスポットが当たっていると思います。
「あてにしないでおくれ」、「それはわたしのせいじゃない」と予防線をはり、「下手に愛など持とうものなら 裏切り者になるばかり」と最大限の警戒を払いながらも、「歌えてしまうよセレナーデ」となってしまう、そういう一種の情けなさ、悲哀が一夜草というタイトルに込められていると思います。

冒頭の「ひと夜の花よ」がかなり曖昧な発音で歌われているような気がするのですが、それがあてにならない自分の身を表現している、と言ったら深読みですが、非常におぼろげで浮き身の人生の悩みが歌われていると思います。

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コメント

 はじめまして。モミオと申します。
だいぶ前に、偶然こちらにたどり着いて一気に読ませていただきました。そして、今日またまた偶然他を探していて偶然たどり着きました。再会を嬉しく思います。
 そして、再開を嬉しく思います。生意気な言い方かも知れませんが、あなたの解説はとてもきれいだと思います。優しいとも思います。読んだ後に、また聴きたくなるような素敵な解説なので好きです。
 私はファン歴37年「わかれうた」入りでリアルタイムで聴いてきたので、あなたよりファン歴は先輩といえるかもですが、私はここでたくさん教えてもらっています。
 お忙しいとは思いますが、今後も更新を楽しみにしております。
 「ジョークにしないか」の解説を読んで、自分の思っていたことをこんな風に言い表してくれていることに感激し、コメントさせていただきました。

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