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2013年5月19日 (日)

「荒野より」

「荒野より」と言いつつも瑞々しい豊かな感情を感じさせる曲で、荒野といっても荒れ果てた野というイメージより、未開の地、まだこれからの地、という意味合いが強いのかもしれません。

「望みは何かと訊かれたら 君がこの星に居てくれることだ」というちょっと大袈裟な気もするフレーズに始まり、「君と走っているだろう あいだにどんな距離があっても」など、相手にべったりな感じの詞が続きますが、転調と共に「荒野より君に告ぐ 僕の為に立ち停まるな」と突き放したような宣言が続き、非常にドラマチックに感じます。
或いは別れの曲のようにも解釈できると思いますが、何があっても、距離が離れても、時間が経っても君が好きだ、という確固たる気持ち、一種の理想の関係を歌っているように筆者には思えます。

荒野と言えば「ローリング」の「僕は僕は荒野にいる」というフレーズを思い出しましたが、その時の荒野よりもポジティブな印象があり、中島みゆきの心境の変化、などと適当なことは言いませんが、同じ荒野に立つにしても「僕は」から「君に」に変わることで大分印象が違うのだな、と思いました。

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コメント

はじめまして。
いつも楽しく読ませて頂いております。
さて「荒野より」の解釈ですが、この曲はTBSドラマの「南極物語」(木村拓也主演)のテーマソングでした。
この曲の「僕」を南極に残された犬のことだと考えると、すべての歌詞の意味が繋がると思います。
これからの更新も楽しみにしています。

雪見酒さん、初めまして。コメントありがとうございます。返信大変遅くなってすみません。

なるほど、この「僕が」がタロ.、ジロ或いは他の取り残された犬達のことだと解釈すると歌詞の意味が繋がります。と、同時に実際の犬の気持ちを代弁しているわけではなく、彼らの背景を借りつつ、「君」への悔いのない純粋な気持ちをドラマチックに歌い上げているのだな、とも思います。

「空と君のあいだに」でも同じようなコメントを書きましたが、立ち位置や視点という意味では犬に近くても、この思考というか思想はやはり非常に人間的なものを歌っているのだと私は思います。
ドラマを見ながら聴くとまた印象が違うのかもしれませんが。

はじめまして。
最近このブログを知り、いろいろ楽しく拝見させて頂いております。

解釈は人それぞれなのでどれが
正解とはもちろんないと思いますが、
私は「親と子」の視点から聞いていました。「僕」は親です。
まだ親になったことがないので、やはりちょっと辻褄(?)の合わないところもあるのかもしれませんが、私はそんな風に感じました〜(^ ^)

はじめまして。
解釈は人それぞれだと思いますが、自分は、亡くなった父視点で息子に対する愛情を歌った曲だと思いました。
僕が父、君が息子、距離というのは親子の年齢差、荒野というのを死後の世界だと考えると辻褄が合うんじゃないかなと思います。
あくまで私の勝手な想像ですが(^・^)

さっくさんの解釈に全く同感です。

私は最愛の妻を亡くしましたが、最愛の子供を残して死んだ親の気持ちになり、この歌には泣かされます。

みゆきさんの歌には、ほんと泣かされます。

最愛の人を亡くした深い悲しみを知る私には、この歌の他に祭ばやしや誕生などの歌は涙が止まりません。

これ中島みゆき自身が犬の歌だと発言してました
プロデューサーから「主役は人間ですからね?家なき子の時みたいに犬の歌にしちゃダメですよ?」
と釘を刺されたにもかかわらず犬の歌にしてしまったと

で、曲を聞いたプロデューサーに「これ、犬の歌ですよね?犬の歌に聞こえるんですけど?」と言われて
「いいえ、人間です!というか、すべての生き物の歌です!」と誤魔化したそうな

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