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2012年1月16日 (月)

「この空を飛べたら」

「人は 昔々 鳥だったのかもしれないね」「こんなにも こんなにも 空が恋しい」というサビが印象的な歌で、そればかりが印象に残るのですが、歌詞を振り返ってみると、冷たい現実と未練が切々と語られていて、むしろ地上に縛られて生きるしかない生き物への哀歌のように感じます。

空を飛びたいという願望は、或いは無邪気な夢であって、一般的にはもっと明るく楽しく自由なイメージであるかと思うのですが、この歌においては空を飛ぶなんて「悲しい話」であり、さらに「飛べる筈ない」と断言していることもあり、どちらかと言えば冷たい現実と対比し、未練と悲しみをより際立たせる、引き立て役として描かれているような感があります。
また、「この空を飛べたら消えた何もかもが 帰ってくるようで 走るよ」という詞が、さりげない決意を表しており、ひたすら空を見上げて溜息をつく曲ではなく、地上を走る、という覚悟を示した曲なのではないかと思います。

こんなにも空が恋しい、と悲しみの真っ只中に居ながらも、それでも徐々に吹っ切ろうとしている、そんな情景の歌のように思いました。

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コメント

なるほど。
ボクはこの歌自分で歌ってみて「ああこの後この人飛び降りるな」って思ってしまいました。
同じ歌でも正反対の解釈になるなんて面白いですね。

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