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2011年5月 8日 (日)

「囁く雨」

土砂降りの雨のエフェクトに始まり、曲の方もハードでヘヴィな印象で、囁くというより滅多打ちの雨の中、号泣しているかのような歌ですが、その夕立のような激しさと短さのせいか、慰めようもないストレートな慟哭がむしろ爽やかに感じます。

しかし、「囁く雨」と言うからにはやはり雨は囁いているのだとも思います。冒頭に書いたように雨のエフェクトは土砂降りの体ですが、家の中でその音を聴きながら、色々なことを思い出している、という状況なのかもしれません。
「閑けさや岩にしみ入る蝉の声」ではありませんが、雨の音が耳に入れば入るほど、むしろ現実には耳に聞こえていないはずの「さよなら」がありありと聞こえて、その悲しみに身を引き裂かれる、ということなのだと思います。雨の音は引き立て役として憎たらしい程の効果を上げ、「囁く雨」という称号を与えられているのだと思います。

「全身で聴いている」の言葉どおり、目一杯、全力で悲しみにくれている感じですが、雨が止んだら、もう引きずってなさそうな印象も受けました。激しい雨に誘引されるようにして湧き上がる衝動的な、発作的な、感情の高ぶりを描いた曲だと思いました。

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コメント

囁く雨・・これは周りの第三者が別れ話をコソコソ聞いている、こんな公衆の面前で別れ話をされて、なのに相手は泣いている。
泣きたいのはこっちの方よ!ホントに・・もう・・・涙

って感じに自分は聞いてました。

コメントありがとうございます。

なるほど「囁く」というのが、いかにもひそひそ話な感じで、英語タイトルの"WHISPERING RAIN"のWHISPERING にも「うわさ話」とかそんな意味があるそうで、嫌な感じでまとわりつく視線を感じます。

「囁く雨に身じろぎもせず」なので、そういう視線に耐えつつ、別れ話を聞いているような、そんな苦行チックな歌なのかもしれません。

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