無料ブログはココログ

リンク

« 「命の別名」 | トップページ | 「私たちは春の中で」 »

2010年8月15日 (日)

「清流」

琉球風の伴奏に乗って、穏やかな歌声で歌われるこの曲はピースフルと言えば確かにそうで、些細なケンカから国家間の戦争まで、あらゆる愚かで無駄な争いを根源から否定する平和主義の歌、ともとれますが(たまたま終戦記念日に聞いたから余計そう聞こえたのかも)、筆者は「男と女は敵じゃないわ」とはっきり言っていることから、文字通り争うようにして離れることもない、一対の男女を歌った曲なのではないかと思います。

中島みゆきが歌う男女は痛快なほど分離独立している風に聞こえる曲もありますが、それを主題とした曲は、決して分かりあえない異質な存在でありながら、互いに必要としていて不可分である、そんな風に描かれることが多いような気がします。
この曲も男女とは源流で既に交わりあっているもの、元々が一つのもので、途中で分かれたとしてもまたいつかは一つになるものであって、だから、争ったり、支配したりする必要などない、と言っていると思います。或いは疑心暗鬼に陥りそうな自分自身をなだめているようでもあり、荒んだ心を潤す清流のような曲なのだと思います。

裏を返せば、時には濁った心で支配や暴力に走ることは有りうる、と言っているのかもしれず、むしろ眼前にそういう光景があるときに歌われる曲なのかもしれません。そういう意味では穏やかさとは裏腹に濁ることも分かれることも覚悟しつつ、なおも清き流れを信じる強さを持った歌のようにも思います。

« 「命の別名」 | トップページ | 「私たちは春の中で」 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/32354/36176668

この記事へのトラックバック一覧です: 「清流」:

« 「命の別名」 | トップページ | 「私たちは春の中で」 »

最近のトラックバック

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31