無料ブログはココログ

リンク

« 「狼になりたい」 | トップページ | 「あばよ」 »

2007年1月14日 (日)

「断崖‐親愛なる者へ‐」

「春の服」はリズムチェンジした後の妙に明るい曲調で表されているのでしょうか。歌詞とは相反すると言っても良い位で、非常にチグハグとした印象を受けました。一体この歌は人生に対して前向きなのか、後ろ向きなのか、強がっているのか、弱音を吐いているのか。

感情が最も強まるのは「いま」を描き出す断崖の場面だと思いますが、この場面が最も筆者の頭の中では映像として捉え難く(幾通りか解釈を考えることはできても)、この情景の悲しさや切なさを感じ取ることができませんでした。
崩れ行く崖の上で流し目を使うとは(それが現実の光景ではないにせよ)どんな状態なのでしょうか。

ただ、人生を悲観しているようにも取れるこの歌ですが、人生を放棄しようとする雰囲気は毛ほどにもなく、悲しいにせよ、やるせないにせよ、それでも生きていこうとする決意の歌ではないかと思いました。

« 「狼になりたい」 | トップページ | 「あばよ」 »

コメント

 アルバムとこの曲に使われている「親愛なる者へ」という言葉は、そのまま1992年の7月から放映されたドラマのタイトルでもある。「まず、ドラマのタイトルに、みゆきさんの『親愛なる者へ』を、ズバリ拝借させてもらった」と、フジテレビのプロデューサーだった大多亮は書いている(中島みゆき『愛が好きですⅡ』新潮文庫、1993年)。
 このドラマには中島みゆきの「浅い眠り」が主題歌として使われ、中島みゆき自身も産婦人科医役として出演している。
 1993年当時はまだ中島みゆきの存在すら知らなかった私は、ドラマを観ていない。浅野ゆう子と柳葉敏郎主演のドラマで、キャストからも時代を感じさせる。私が聞いた評判では「中島みゆき礼賛のドラマ」ということで、大してヒットしなかったためか、レンタルビデオショップでもお目にかかったことはない。
 ちなみにこのドラマの半年前には浜田省吾の主題歌で、浜田省吾の歌をちりばめた「愛という名のもとに」が放送されているが、こちらは言わずと知れた大ヒットドラマである。

 さて、ドラマ「親愛なる者へ」の主題歌である「浅い眠り」は、シングルとして発売されたが、この「浅い眠り」のC.W.として収録されたのが「断崖-親愛なる者へ-」をリメイクした「親愛なる者へ」だった。
 ここにアルバムもドラマも曲も「親愛なる者へ」という、非常にややこしい状況が生まれる。しかもアルバム『親愛なる者へ』には、ドラマ「親愛なる者へ」の主題歌である「浅い眠り」が収録されていないのである。
 それはさておき。
「浅い眠り」のC.W.としてリメイクされた「親愛なる者へ」は、その後アルバムには収録されないので、覇龍社会さんがブログで取り上げる機会はないだろうと思われる。
 リメイクされた「親愛なる者へ」は、「断崖~」と違って、ロック調の曲である。「断崖~」では「意気も高く」でリズムチェンジするが、リメイク版である「親愛なる者へ」では「この世では」から曲調が変わる。その変わり方は「断崖~」より激しく、イメージとしてはブルーハーツの「リンダリンダ」で、冒頭の「ドブね~ずみ」の部分からサビの「リンダリンダ」に変わるところに、似ていなくもない。
 私はリメイクされた「親愛なる者へ」の方が圧倒的に好きである。機会があったら、覇龍社会さんも聞いてみると良かろう。
 

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/32354/4928997

この記事へのトラックバック一覧です: 「断崖‐親愛なる者へ‐」:

» 中島みゆき流解釈論 [北海道独立計画]
 最近、覇龍社会さんのブログへのタイアップが多いので、HIPもネタ切れかと思われ [続きを読む]

» ♪生きる手だては あざないものと…… [北海道独立計画]
 このところ回数が増えている覇龍社会さんのブログとのタイアップ記事。今日の元ネタ [続きを読む]

» 断崖 [映画・ドラマ 単品ブロードバンド Check]
断崖 [続きを読む]

« 「狼になりたい」 | トップページ | 「あばよ」 »

最近のトラックバック

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31