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2006年7月29日 (土)

「女なんてものに」

嘆きは嘆きであってどうしようもない。

と、主張したいわけでもなくただひたすら嘆いている印象です。情感たっぷりのボーカルとストリングが相まって金曜ロードショーが始まりそうな雰囲気にややついていけない感を覚えました。

歌なんだからいいじゃないかと思いつつも、こんな人が側にいたらさぞ持て余すのだろうな、と冷たい筆者は思うのです。

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コメント

 私が自覚する私の長所は「優しさ」であり、それなのにちっともモテない私の嘆きは「男の本当の優しさを女は理解しない」である。相手の悲しみやつらさを本当に受け止めているからこそ軽々に「分かるよ」とは言えないのが「男の本当の優しさ」であるのに、女ってヤツは「分かるよ」のメッセージを送り続けなければ相談にすら来ないのである。
 そんな私も最近は「男の本当の優しさ」すら持てなくなったと感じることがある。解決策の見出せない話題に対しては「そんなもん、俺に言うな」と言うし、解決策が浮かべばそれを簡単に口にして終了を目指す。
 その分、軽々に「分かるよ」のメッセージを送ることができるようになったのも事実であり、最近は女性と話す機会すらあまりないけれど、もしかしたら以前より「優しい」の印象を持たれることが可能かもしれない。

 今回のお題である「女なんてものに」は、「笑ってもあなたは帰らないじゃないの」という身も蓋もないネガティブさがこの上なく好きだった曲である。
 状況としては女が男に振られた失恋歌で、もう2度と元に戻らない二人の関係を、振られた女が嘆いているものだと思っていた。
 もちろんそういう解釈は今でも可能である。
 が、改めて聴いてみると、どうもそういう風には聞こえない。
 かつては優しかった男が、このごろは簡単に人を悟したり(誤字?)、分かったような口を利いたりする。そんな男に愛情を持てなくなった女性が、別れを切り出す前のつらさを語っているような気がする。
「笑ってもあなたは帰らないじゃないの」は、元の関係に「帰らない」のではなくて、優しかった元の「あなた」に「帰らない」のである。
 女から見れば「男の本当の優しさを男は理解しない」のかもしれない。

愚痴はほどほどに聞きます。

あんまり聞きたくないですが。

こんにちは。

アルバム「あ・り・が・と・う」
このアルバムの制作前に、ある雑誌で芥川賞作家の故・吉行淳之介氏とみゆきさんの対談がありました。

その中で
吉行:
「僕は疑ってるんだが、女の人って恋愛感情を持ってるのかな。
本当に持ってるの?」

みゆき:
「は? まァ…(笑)」

吉行:
「一生の計算で言ってるんじゃないのかな。
努力して一流商社勤めの男性を獲得したいのを、自己暗示にかけて、ほれたほれたって言ってるのかもしれない。
あのハンドバックがほしいと思うような情熱を、恋愛の情熱と錯覚してるんだ。

もっと言えば、女の人には観念的、抽象的な能力が、あまりない。
恋愛感情というのは、かなり抽象的なものだよね。
その能力のないものが、抽象的なものに支えられていることができるかという疑いを持っているんだ、僕は」

みゆき:
「そうかなァ…」

この時の対談で、吉行氏の
「女の人って…」
という決め付けた言葉が、みゆきさんの心を少なからずとも傷付けたのかもしれません。

「女なんてものに」は、その時の反論したかった気持ちを歌ったのではないか…という説があります。

ストレートに反論の歌にすると「抗議」に変わり、誰かを傷付けてしまうかもしれない…だから「恋愛」にニュアンスを変えたのかもしれません。

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